第二回、レベル最高!!
向かった総合病院で治療のための診察開始!
つってもとりあえずやることは同じだったり。
「まず聴力検査します」
またぁ〜?と思っても仕方ない、これがなければ始まらない。
それに町医者よりも設備が断然しっかりしてるので正確な結果が期待できるしね!
しかし、つまりそれは完全な絶望を味わうというコトだった・・・
結果
「まったく聞こえてません。完全失聴です」
やっぱりまるで聞こえなかった。
もうね、鼓膜が振動してるのが痛みとして感じられるくらいの大音量を出しても、音として感知できないの。
直接つつかれたような触覚はあるんだけど聴覚じゃない。
とてつもない世界だよ。
突発性難聴も程度に個人差があって、「なんかおかしい?」くらいから「明らかに聞こえにくい」まで様々。
で、私は最強ランクだったと。
ここまでくると医者も最初から諦めムード・・・
「どこまで戻るかわからないけどやるだけやりましょう」という感じ。
というもの完治させる術が無いからねぇ。
いきなり耳が聞こえないだけだと暫定突発性難聴で、検査の結果によって、
例えばおたふく風邪のウイルスが原因ならムンプス難聴だし、
鼓膜が傷ついてたなら鼓膜の損傷だし、
それらを調べてどれも当てはまらなかったら突発性難聴というコトになる。
つまり原因がわからないワケだ。
「腫瘍があるから切りましょう」
「ウイルスがいるから殺菌しましょう」
そういう原因が無い場合、医者というものは結構無力なのだ。
手の出しようが無いから。
それでもとりあえずの治療法はあるからそれにかけるしかない。
もっともそれも、「色々試したらこれが一番効果あるっぽい?」や「理屈で考えたらこれは効くだろ」くらいのものなんだけど。
まぁそれはだいぶ後で知った話だけど、もし発症時に知っていたら治療をためらってたかな?
いや、変わらないだろうね。
だって治したいなら何でもやるしかないじゃん!
それに回復の実績もあるから絶対にムダではない!
ここでの選択肢は3つ、
内服
通院
入院
一番処置を多くできて治療に専念できるのはもちろん入院。
入院なんて家にいられないくらいの症状の人がするものだと思ってたよホント。
「先生〜耳が変だよ〜」なんて朝に行った病院で診てもらって、中耳炎みたいに通院で治ると思っていたそれは、夕方には緊急入院という事態にまでふくれあがっていた。
現状がまだ受け入れられないまま、病院での生活が始まるのだった・・・
2012年05月29日
狂ったステレオの世界#2
posted by ゆう at 23:12| Comment(0)
| 難聴
2012年05月26日
大変お待たせいたしました〜、ネギ・・・
さぁようやく遅れに遅れていた新曲の公開を始めました。
綺麗に丸ごと一ヶ月ずれるコトも無いのにとは思う・・・
公開開始!
以上!
ってのもあんまりだろうというコトで、ブログではウェブよりも掘り下げて作品を紹介しようかと思うんだけど・・・
今では作品の解釈はお任せスタイルなので、色々と言いたくないのが正直なところ。
もちろん作り手の意図はあるし、何を意味しているのかも考えているけど、あれこれと「何のコトだよ」って言っちゃうのも興冷めだよね。
以前ニコニコ動画に上げた作品に付いたコメントを見ていて「そう来たか!」って思ったコトがあったから、人それぞれの見え方を制限してしまうような、想像の余地を奪うようなマネはイヤだなって。
そうするコトで「何のことだかサッパリわからねぇ」って思う人がいてもそれはそれで有り!
想像できる人もできない人もいるし、それぞれの考えに正誤を付ける必要なんてない。
感動や共感は他人から押し付けられるものじゃないから。
それで充分だよね!
なので制作裏話みたいなものをやろう。
とにかく風邪引いて行動不能だったのが痛かった。
リズムはだいたい終わってて「ギター録るぞ!」って思っていたところでダウン。
爆発させるはずだった気合が蒸発してすっかりやる気ゼロ。
ちょっと動けるようになってきたら歌を調整したりして少しずつ進めて結局ほぼ最後にギターだった。
でも今回が一番リテイク少なかった。
パンチもするけど「この後全部やり直しでいいや〜」みたいなノリで。
『細かくちゃんとやるごまかし』は無しにして、一発の気分でやった。
ソロもルーズな部分があるけど勢いがあればいいや!って。
もともと巧くもないからねぇ〜。
今回のギターはさくらちゃんとまだ名前が決まってない子。
弾くには気持ちよく、聴くにはキツイべらぼうハイゲインだけどセッティングは完全に別。
これくらいで録れると楽しくていいな〜。
毎回こうだと最高なんだけど。
もともとAVRIL LAVIGNEの暗いロックみたいなのを考えてたんだけど、どんどんズレて行って・・・
結局はすべてマイナー系コードで成り立つというややこしいものになったと。
歌は今はすっかりVOCALOID3で編集するようになりました。
でもVOCALOID2でベタ打ちしてからじゃないと編集できない・・・
V3は小節削除とかがややこしくて、V2の方が手っ取り早いんだもん。
そんな調子でようやくできあがった曲です。
で、肝心の曲紹介をすっかり忘れて投稿するところだった。
今回のタイトルは【世界樹】です。
歌うのはミクです。
いるかのゆのウェブサイトで公開してます。
聴いてみてね!
綺麗に丸ごと一ヶ月ずれるコトも無いのにとは思う・・・
公開開始!
以上!
ってのもあんまりだろうというコトで、ブログではウェブよりも掘り下げて作品を紹介しようかと思うんだけど・・・
今では作品の解釈はお任せスタイルなので、色々と言いたくないのが正直なところ。
もちろん作り手の意図はあるし、何を意味しているのかも考えているけど、あれこれと「何のコトだよ」って言っちゃうのも興冷めだよね。
以前ニコニコ動画に上げた作品に付いたコメントを見ていて「そう来たか!」って思ったコトがあったから、人それぞれの見え方を制限してしまうような、想像の余地を奪うようなマネはイヤだなって。
そうするコトで「何のことだかサッパリわからねぇ」って思う人がいてもそれはそれで有り!
想像できる人もできない人もいるし、それぞれの考えに正誤を付ける必要なんてない。
感動や共感は他人から押し付けられるものじゃないから。
それで充分だよね!
なので制作裏話みたいなものをやろう。
とにかく風邪引いて行動不能だったのが痛かった。
リズムはだいたい終わってて「ギター録るぞ!」って思っていたところでダウン。
爆発させるはずだった気合が蒸発してすっかりやる気ゼロ。
ちょっと動けるようになってきたら歌を調整したりして少しずつ進めて結局ほぼ最後にギターだった。
でも今回が一番リテイク少なかった。
パンチもするけど「この後全部やり直しでいいや〜」みたいなノリで。
『細かくちゃんとやるごまかし』は無しにして、一発の気分でやった。
ソロもルーズな部分があるけど勢いがあればいいや!って。
もともと巧くもないからねぇ〜。
今回のギターはさくらちゃんとまだ名前が決まってない子。
弾くには気持ちよく、聴くにはキツイべらぼうハイゲインだけどセッティングは完全に別。
これくらいで録れると楽しくていいな〜。
毎回こうだと最高なんだけど。
もともとAVRIL LAVIGNEの暗いロックみたいなのを考えてたんだけど、どんどんズレて行って・・・
結局はすべてマイナー系コードで成り立つというややこしいものになったと。
歌は今はすっかりVOCALOID3で編集するようになりました。
でもVOCALOID2でベタ打ちしてからじゃないと編集できない・・・
V3は小節削除とかがややこしくて、V2の方が手っ取り早いんだもん。
そんな調子でようやくできあがった曲です。
で、肝心の曲紹介をすっかり忘れて投稿するところだった。
今回のタイトルは【世界樹】です。
歌うのはミクです。
いるかのゆのウェブサイトで公開してます。
聴いてみてね!
posted by ゆう at 00:00| Comment(0)
| 創作
2012年05月22日
狂ったステレオの世界#1
【突発性難聴だとぉ!?】
書籍にしろウェブサイトにしろ、突発性難聴を説明したものはほとんどこう始まる。
「突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえなくなる病気です」
(実際は「医者が原因を特定できない難聴」って話は今度ね)
確かにそのとおりだったよ。
あの日の夜、いきなり耳からオーディオのボリュームを一気に絞ったようにす〜っと音が消えた。
そして、耳が塞がったような気持ち悪さと少しの耳鳴りが出た。
いきなり血を吐いてぶっ倒れでもしない限りは突然重篤な症状になったなんて誰も思わないもので、私もあの時は風呂で耳に水が入ったかな〜くらいにしか思わなかった。
実際水が入った感じと良く似ていたからね。
耳をいじっても治らなかったけど、とりあえず朝には戻るだろうと思って寝た。
翌日、まだ耳は治らなかった。
それでも様子を見ながら一日を普通に過ごした。
夜になっても一向に良くならない時点で「あ〜面倒になってそうだな〜」と思って、明日医者に行こうと決めた。
でも、治るものだと疑っていなかった・・・
そして朝一でかかりつけの耳鼻科へ。
とにかくまずは聴力検査!
面白いくらいに聞こえなかった!
もう途中からは笑っていたよ。
人間て危機にあってヤバイところを超えると笑うんだね〜。
で、結果を持ってきた先生が取り繕う余地も無く、
「これヤバイな…」と。
治療に入院が必要
確実な治療法は無い
完治せず後遺症が残るかもしれない
そりゃもうびっくりな話がどんどん出てくる。
イベントや音響技術がやりたかった私にとっては死の宣告だったね。
たぶん人生で一番の絶望でフリーズしてたところに先生が「48時間以内に治療開始しないと治らないぞ」と言った。
・・・すでに36時間ほど。
ヤバイ!
ちなみにこれには諸説あって一週間過ぎると無理というのが多いけど、時間が経つほど可能性が下がるし早いほうが良いというのは同じ。
先生は即座に総合病院への紹介状を用意して、スタッフに任せず自分で電話をかけて準備万端背中を押してくれました。
さすが、何度も耳を治してくれただけあるわ。
完治できたらお礼言いに行かないとって思ってたんだけどな・・・
というワケで絶望大混乱モードで総合病院へと向かうのでした。
無事辿り着いたけど、どうやって行ったのかはマジで覚えてない。
そして、
呆然と総合病院で立ち尽くす、
どこからか名前が呼ばれる、
壊れたステレオが奏でる狂った音色に世界が染まっていく・・・
書籍にしろウェブサイトにしろ、突発性難聴を説明したものはほとんどこう始まる。
「突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえなくなる病気です」
(実際は「医者が原因を特定できない難聴」って話は今度ね)
確かにそのとおりだったよ。
あの日の夜、いきなり耳からオーディオのボリュームを一気に絞ったようにす〜っと音が消えた。
そして、耳が塞がったような気持ち悪さと少しの耳鳴りが出た。
いきなり血を吐いてぶっ倒れでもしない限りは突然重篤な症状になったなんて誰も思わないもので、私もあの時は風呂で耳に水が入ったかな〜くらいにしか思わなかった。
実際水が入った感じと良く似ていたからね。
耳をいじっても治らなかったけど、とりあえず朝には戻るだろうと思って寝た。
翌日、まだ耳は治らなかった。
それでも様子を見ながら一日を普通に過ごした。
夜になっても一向に良くならない時点で「あ〜面倒になってそうだな〜」と思って、明日医者に行こうと決めた。
でも、治るものだと疑っていなかった・・・
そして朝一でかかりつけの耳鼻科へ。
とにかくまずは聴力検査!
面白いくらいに聞こえなかった!
もう途中からは笑っていたよ。
人間て危機にあってヤバイところを超えると笑うんだね〜。
で、結果を持ってきた先生が取り繕う余地も無く、
「これヤバイな…」と。
治療に入院が必要
確実な治療法は無い
完治せず後遺症が残るかもしれない
そりゃもうびっくりな話がどんどん出てくる。
イベントや音響技術がやりたかった私にとっては死の宣告だったね。
たぶん人生で一番の絶望でフリーズしてたところに先生が「48時間以内に治療開始しないと治らないぞ」と言った。
・・・すでに36時間ほど。
ヤバイ!
ちなみにこれには諸説あって一週間過ぎると無理というのが多いけど、時間が経つほど可能性が下がるし早いほうが良いというのは同じ。
先生は即座に総合病院への紹介状を用意して、スタッフに任せず自分で電話をかけて準備万端背中を押してくれました。
さすが、何度も耳を治してくれただけあるわ。
完治できたらお礼言いに行かないとって思ってたんだけどな・・・
というワケで絶望大混乱モードで総合病院へと向かうのでした。
無事辿り着いたけど、どうやって行ったのかはマジで覚えてない。
そして、
呆然と総合病院で立ち尽くす、
どこからか名前が呼ばれる、
壊れたステレオが奏でる狂った音色に世界が染まっていく・・・
posted by ゆう at 22:40| Comment(0)
| 難聴