第六回、治るもの、治らないもの
入院生活も少しずつ確実に過ぎて行きます。
暇なので色々と調べ物をしていくうちにだんだん見えてくる結末が辛いところ。
神経は回復が難しいこと
退院=完治ではないこと
どれくらい聴こえるまで回復できるかわからないこと
旗色はどんどん悪くなっていく。
そんな中で、偶然にも同じ突発性難聴で入院してきた人がいました。
その人はその時点でまだある程度聞こえるそうで。
それからはふたりまとめて手術室でブロック注射をやるようになりました。
もちろん点滴もうっていました。
で、同じ処置を続けていてその人は回復したそうです。
結局、私より先にブロック注射を終了してました。
突発性難聴の回復は発症時の症状が重いほど難しい。
その事実がなんとなく重かった。
やっぱり私は簡単にはいかないんだろうなと。
情報を集めたら気付いてしまうこと、
完治できる治療法がない、
入院してもどこまで良くなるか解らない、
完治と言っても完全に元通りではなくある程度までの回復を指す、(日常生活には問題無いレベル、だけど音楽やる人間からするとかなり困る)
そんなものに意味なんてあるのかと思う人もいるだろうね。
それでも、この人のように治る事例もある。
だから確証がない治療なんて金の無駄とか言わずに、試してみるべきだと思う。
やれるだけのことをやらずに「治りませんでした」で、後で困った困った言うのはやっぱり違う気がする。
「お前にやる気があれば治ったかもしれないよ?」って言われる隙をすべて潰した上じゃないと「治らなかったよ困ったね」とは言えないよな〜って。
だけど、どれだけやる気があってもどうにもならないものがある。
聞こえない音を聞き取るように必死になってみる。
聞こえる耳を塞いでなんでもいいから聞こえて来いと。
死んでしまった神経生き返れ、目を覚ませと。
でもどうやればいいんだろう?
そうだ、「聞く」ことなんて無意識にやってたんだよね。
手を動かすよりもずっと考え無しで。
五感なんて電源みたいに切ろうと思っても切れない。
聞きたくないと思って耳を塞いでも、完全に聞かないなんて不可能だ。
じゃあ「聞く」ってどうすればいいんだろう?
どこに力を入れればいい?
意識を向けようにもその方向はどっち?
それが全然解らない。
音が聞こえなくなって思い知った。
自分の身体のことなのに、自分でできることが何も無いんだ・・・
大ピンチですか、どん底ですか。
ここまでの人生で未知の次元、本当に挽回できる余地が無い窮地に立っている。
2012年06月26日
狂ったステレオの世界#6
posted by ゆう at 22:34| Comment(0)
| 難聴
2012年06月22日
変わらない日々・・・
まだ少しやりたいコトが残ってるのでちょっとずつ作っているオリジナル曲。
まぁそんなに簡単には形にならず、(ぽんぽん出来上がったらどんだけいいコトか!)今年いっぱいでちゃんと区切りを付けれたらいいな〜・・・
と思いながらも時間がどんどん過ぎていく。
もう2012年もほとんど半年終わったんだよね〜・・・
そ〜いえばマヤ文明の滅亡の予言がどうとか無かったっけ、今年?
得体の知れない一大イベントよりも、なんでもない毎日の方がよっぽど大変だわ!
そんな平凡な日常の中で、最近は前にやったカヴァー曲なんかを録り直して遊びたくなってたり。
「今年はカヴァーはやらん!」
ってコトでオリジナルに専念しているけれど、実際は多少は耳コピーして遊んでたりする。
リミックスなんかはガンガンやってる!
やっぱり音源作りが一番の楽しみだし。
それで今、気が向いたらひとつカヴァー曲やるかもしれないって思ってる。
こっそりちょっとの間だけ公開で。
暇が無くてその気にもならなかったらそのままだけど。
そんなものよりもオリジナルが先決だから。
やるかもな〜・・・くらいで。
たぶんそのまま流れちゃうけど。
努力目標としてのスケジュールは一応あるから、やっぱり今年でケリをつけたいんだよね。
来年に持ち越してもダメではないけど、それは歓迎できない事態。
なぜそんな心境になってるかと言えば、オリジナルがあまりはかどっていないからに他ならないのだが、わははは!
はぁ・・・
まぁそんなに簡単には形にならず、(ぽんぽん出来上がったらどんだけいいコトか!)今年いっぱいでちゃんと区切りを付けれたらいいな〜・・・
と思いながらも時間がどんどん過ぎていく。
もう2012年もほとんど半年終わったんだよね〜・・・
そ〜いえばマヤ文明の滅亡の予言がどうとか無かったっけ、今年?
得体の知れない一大イベントよりも、なんでもない毎日の方がよっぽど大変だわ!
そんな平凡な日常の中で、最近は前にやったカヴァー曲なんかを録り直して遊びたくなってたり。
「今年はカヴァーはやらん!」
ってコトでオリジナルに専念しているけれど、実際は多少は耳コピーして遊んでたりする。
リミックスなんかはガンガンやってる!
やっぱり音源作りが一番の楽しみだし。
それで今、気が向いたらひとつカヴァー曲やるかもしれないって思ってる。
こっそりちょっとの間だけ公開で。
暇が無くてその気にもならなかったらそのままだけど。
そんなものよりもオリジナルが先決だから。
やるかもな〜・・・くらいで。
たぶんそのまま流れちゃうけど。
努力目標としてのスケジュールは一応あるから、やっぱり今年でケリをつけたいんだよね。
来年に持ち越してもダメではないけど、それは歓迎できない事態。
なぜそんな心境になってるかと言えば、オリジナルがあまりはかどっていないからに他ならないのだが、わははは!
はぁ・・・
posted by ゆう at 23:08| Comment(0)
| 創作
2012年06月19日
狂ったステレオの世界#5
第五回、突撃レポート手術室!
さぁ手術室へ行きます。
準備は何も無し!
本当に素のままで入れるなんてなかなか無いんじゃない?
呼ばれて病室出て行くだけでま〜テンションあがるあがる!
何しろ医療技術の頂点にある最強装備が集結してる場所だから。
扉ひとつくぐって「あ〜ドラマとかでよく待ってる場所だなここ」とか思いながら広くて狭い通路をぐんぐん進んで手術台へ。
部屋に入るとラジカセで音楽流してました。
あ〜これは良い手だなと思った。
やっぱり手術室ってだけで怖がったり緊張したりする人もいるだろうし、そういうものを和らげるには有効だろうなって。
でもゆるい空気の流れるこの隣の部屋では集中して腹掻っ捌いてたりするんだろ〜か・・・
さて、いよいよ神経ブロックです。
麻酔一本うつだけと言えば簡単そうだけど、わざわざ手術室。
その理由はというと・・・
この麻酔が『キシロカイン』といって、薬によくあるショック症状が出てしまう人がいるので油断できないというワケ。
だから手術室、しっかり血圧とかもモニターしながらなのでいろいろ身体にくっつけて麻酔をうつ。
首を上向きに伸ばして待機なのでなかなか辛い体勢。
この注射一本に医師の技量の差がビックリするほど現れる!
こういう場は若い人の実地訓練を兼ねているもので、まだ経験の少ない人も実践をするんだけど、すべてが全然違うのね〜やっぱり。
やられるほうは結構アレですけどね・・・
そんなこんなで注射が終わっても様子を見るために30〜40分くらいは手術台で寝たまま。
身体に異常が出ないかチェックしつつじ〜っとしてるのでさすがに暇。
ある程度時間が過ぎれば終了で、最初は看護師についてもらって戻るんだけど、それ以降は一人で戻ってもOK!
でも、ぼ〜っとする感覚が数時間残るし、薬が下に流れると肩周りがしびれたりするのでさすがに麻酔が効いている時は安静にしてよう。
何より首にうつから喉がしびれるので、困るのは声が出にくいとか物が飲み込みにくいところ。
だから麻酔が抜けるまで食事は摂らないようにする。
手術室だって忙しいだろうに、(老人の白内障の手術とか白内障の手術とか・・・)そんな合間をぬってこっちの処置もやっているので毎日いつ呼ばれるかわからないけど、うまくスケジュールを組んでもらえたようで、だいたい食事の時間にモロぶつかるようなことはなかった。
こうして入院中は点滴と注射をやりながら安静にして1日過ぎていく。
正直暇なんだけど、病院の色々なものを知る機会も結構あったな〜。
さぁ手術室へ行きます。
準備は何も無し!
本当に素のままで入れるなんてなかなか無いんじゃない?
呼ばれて病室出て行くだけでま〜テンションあがるあがる!
何しろ医療技術の頂点にある最強装備が集結してる場所だから。
扉ひとつくぐって「あ〜ドラマとかでよく待ってる場所だなここ」とか思いながら広くて狭い通路をぐんぐん進んで手術台へ。
部屋に入るとラジカセで音楽流してました。
あ〜これは良い手だなと思った。
やっぱり手術室ってだけで怖がったり緊張したりする人もいるだろうし、そういうものを和らげるには有効だろうなって。
でもゆるい空気の流れるこの隣の部屋では集中して腹掻っ捌いてたりするんだろ〜か・・・
さて、いよいよ神経ブロックです。
麻酔一本うつだけと言えば簡単そうだけど、わざわざ手術室。
その理由はというと・・・
この麻酔が『キシロカイン』といって、薬によくあるショック症状が出てしまう人がいるので油断できないというワケ。
だから手術室、しっかり血圧とかもモニターしながらなのでいろいろ身体にくっつけて麻酔をうつ。
首を上向きに伸ばして待機なのでなかなか辛い体勢。
この注射一本に医師の技量の差がビックリするほど現れる!
こういう場は若い人の実地訓練を兼ねているもので、まだ経験の少ない人も実践をするんだけど、すべてが全然違うのね〜やっぱり。
やられるほうは結構アレですけどね・・・
そんなこんなで注射が終わっても様子を見るために30〜40分くらいは手術台で寝たまま。
身体に異常が出ないかチェックしつつじ〜っとしてるのでさすがに暇。
ある程度時間が過ぎれば終了で、最初は看護師についてもらって戻るんだけど、それ以降は一人で戻ってもOK!
でも、ぼ〜っとする感覚が数時間残るし、薬が下に流れると肩周りがしびれたりするのでさすがに麻酔が効いている時は安静にしてよう。
何より首にうつから喉がしびれるので、困るのは声が出にくいとか物が飲み込みにくいところ。
だから麻酔が抜けるまで食事は摂らないようにする。
手術室だって忙しいだろうに、(老人の白内障の手術とか白内障の手術とか・・・)そんな合間をぬってこっちの処置もやっているので毎日いつ呼ばれるかわからないけど、うまくスケジュールを組んでもらえたようで、だいたい食事の時間にモロぶつかるようなことはなかった。
こうして入院中は点滴と注射をやりながら安静にして1日過ぎていく。
正直暇なんだけど、病院の色々なものを知る機会も結構あったな〜。
posted by ゆう at 23:47| Comment(0)
| 難聴