2012年06月19日

狂ったステレオの世界#5

第五回、突撃レポート手術室!

さぁ手術室へ行きます。
準備は何も無し!
本当に素のままで入れるなんてなかなか無いんじゃない?

呼ばれて病室出て行くだけでま〜テンションあがるあがる!
何しろ医療技術の頂点にある最強装備が集結してる場所だから。
扉ひとつくぐって「あ〜ドラマとかでよく待ってる場所だなここ」とか思いながら広くて狭い通路をぐんぐん進んで手術台へ。

部屋に入るとラジカセで音楽流してました。
あ〜これは良い手だなと思った。
やっぱり手術室ってだけで怖がったり緊張したりする人もいるだろうし、そういうものを和らげるには有効だろうなって。
でもゆるい空気の流れるこの隣の部屋では集中して腹掻っ捌いてたりするんだろ〜か・・・

さて、いよいよ神経ブロックです。
麻酔一本うつだけと言えば簡単そうだけど、わざわざ手術室。
その理由はというと・・・
この麻酔が『キシロカイン』といって、薬によくあるショック症状が出てしまう人がいるので油断できないというワケ。
だから手術室、しっかり血圧とかもモニターしながらなのでいろいろ身体にくっつけて麻酔をうつ。
首を上向きに伸ばして待機なのでなかなか辛い体勢。

この注射一本に医師の技量の差がビックリするほど現れる!
こういう場は若い人の実地訓練を兼ねているもので、まだ経験の少ない人も実践をするんだけど、すべてが全然違うのね〜やっぱり。
やられるほうは結構アレですけどね・・・

そんなこんなで注射が終わっても様子を見るために30〜40分くらいは手術台で寝たまま。
身体に異常が出ないかチェックしつつじ〜っとしてるのでさすがに暇。
ある程度時間が過ぎれば終了で、最初は看護師についてもらって戻るんだけど、それ以降は一人で戻ってもOK!
でも、ぼ〜っとする感覚が数時間残るし、薬が下に流れると肩周りがしびれたりするのでさすがに麻酔が効いている時は安静にしてよう。

何より首にうつから喉がしびれるので、困るのは声が出にくいとか物が飲み込みにくいところ。
だから麻酔が抜けるまで食事は摂らないようにする。
手術室だって忙しいだろうに、(老人の白内障の手術とか白内障の手術とか・・・)そんな合間をぬってこっちの処置もやっているので毎日いつ呼ばれるかわからないけど、うまくスケジュールを組んでもらえたようで、だいたい食事の時間にモロぶつかるようなことはなかった。

こうして入院中は点滴と注射をやりながら安静にして1日過ぎていく。
正直暇なんだけど、病院の色々なものを知る機会も結構あったな〜。
posted by ゆう at 23:47| Comment(0) | 難聴