2024年10月31日

これが現実

そういえば、私。
この前、交通事故に遭いました。
横断歩道歩いてて、後ろから来た右折する車にぶっ飛ばされました。
聞こえない左耳の方から来たからまったくわからなかった。耳が聞こえてたら気付けたし、そしたら避けれましたね。
少し骨を損傷したけど、一応治ってます。でも違和感とか痛みは時々出ますね。

難聴になってすぐの頃に。
ここだったか他のSNSだったか忘れたけど、外歩いてたら救急車のサイレンが聞こえたけど方向がまったくわからなくて怖いって話をしたんです。左から来るかと思ったら後ろにいてマジでびっくりした。
あの時に確信した。もし制御不能になった車とか通り魔とかが突っ込んできたら、私は気付けないで巻き込まれるだろうと。
そして実際にほぼその状況が起こりました。
この時は死に損ないましたけど、勢いや当たり所が悪かったら死んでたね。





耳が聞こえないと、日常生活でそんな危険がとても大きいわけです。
それでも私は、普通の健常者と同じ様に生きないといけません。日本って国の社会保障は、私の様な人を保護してくれません。
障害とみなす難聴は両耳の聞こえ方が基準に満たない場合を指し、片方まったく聞こえないのは違うんですってよ。他にも片目だけほとんど見えないとか。片方の腕や脚の筋とかダメにして全然力が入らないけど切断したわけではないとか。
不自由で回復の見込みも無いのに、社会保障から見捨てられ、なにひとつ支援も無く普通の生活を強いられるものは少なくありません。外を歩くのにも危険が増すし、選べる職業も限られてくるのに。
「いつか治るかもしれない」
「頑張れ」
「やればできる」
「諦めるな」
などと無責任な呪いの言葉を浴びせられ続けながら、毎日なんとかやりきっているんです。





正直言って、普通に生活するの辛いんですよ。
普通に働くとなると、たくさんの人と関わっていく必要があるけど、そもそも話すだけでも大変なんです。
いつでもどこでも静かな場所とは限らないし。みんながはっきりした声で話すわけでもないし。何度も聞き返したりすると相手もやりにくいし。会う人全部に難聴ですなんていちいち言ってられないし。
外にいればどこから何が突っ込んでくるかわからないし。

そうそう、この前バスに乗っていた時も。
混んでたので座席に座ったんです、通路側。で、窓側に別の人がいるわけです。
その人が途中で降りるとなったら私がどかないといけないんだけど。声かけられても気付けないです、もう全然。
そしたら、キレられましたね。
怒鳴りつけて去って行きました。そうだよね、じゃまになってるもんね。怒るのも無理ないよね。
でも、ね・・・。

これも「耳が聞こえない奴が悪い」って判断なんですよ、日本ではね。その証拠に人も社会も私を助けてくれないし、それどころか攻撃してきたわけです。
白杖持ってたり車いすなら周りの人が避けてくれますよね。耳が聞こえないとそういう物が無いですから、こういう人とのトラブルの可能性がより大きいわけです。
誰も助けてくれない。そもそも分かってくれない。何も頼れない。日本ってそんな社会です。





耳が聞こえるならまったく問題なかったはず、でも難聴だったためにこれだけの事故やトラブルに遭ったし、今後もそんなリスクはずっとついてまわります。もはや誰もいないのが一番安全。
本当に、静かにひっそりと暮らしたいです。無人島で自給自足生活でもいいくらい。どれだけ不便でも、人と関わる苦痛に勝る物は無いです。
私を害するものはたくさんあるけど、私を助けてくれるものは何も無いんだから。

っていうか、なんでこんな事ばかり起こるのやら?
思い返しながら書いてみたけど、酷い目に遭い過ぎでしょ。頻度も程度も異常ですよ?
ひと思いにぱっと殺してくれれば簡単なのに。
posted by ゆう at 22:38| 雑記